レッドブル・レーシングが2025年のF1日本グランプリで使用する特別なカラーリングを発表し、海外のF1ファンの間で大きな話題となっています。日本の国旗とホンダの初期F1マシンを彷彿とさせる白地に赤のデザインは、「ホワイトブル」として過去にも登場し人気を博しましたが、今回はさらに洗練された姿で登場。その息をのむような美しさ、ホンダへの敬意などについて、様々な反応が寄せられているようです。早速、海外ファンの興奮の声を見ていきましょう。
純白のリバリーに絶賛の嵐!
まずは、このリバリーデザインそのものに対する圧倒的な称賛の声から。シンプルながらも洗練された白と赤の組み合わせは、多くのファンの心を鷲掴みにしたようです。「完璧」「最高傑作」といった言葉が並び、レッドブルのデザインチームを称賛する声が相次いでいます。通常のカラーリングも象徴的ですが、この特別な白は格別な魅力があると感じるファンが多いようですね。
“That’s fuckin’ beautiful.”
「マジで美しいな。」
“Absolutely beautiful! Best looking car in years in my opinion.”
「文句なしに美しい!ここ数年で最高の見た目だと思うよ。」
“Beautiful”
「美しい」
“Absolute fucking fire”
「マジで最高に燃えるぜ」
“Okay this fucks”
「オーケー、こいつはヤバい」
“Yup. Perfection. There it is.”
「うん。完璧だ。これだよ。」
“The white is always awesome on the RedBull, their blue is iconic, but the white just looks so good, especially in person.”
「レッドブルの白はいつも最高だよな。彼らの青も象徴的だけど、白は本当にカッコいい、特に実物はね。」
“That red really pops.”
「あの赤がすごく映えるね。」
ホンダへの感謝と歴史へのオマージュ
この白地に赤い日の丸のようなアクセントが入ったデザインは、多くのファンにとって、レッドブルと長年パートナーを組んできたホンダへのトリビュートと受け止められています。特に、一緒に展示された1965年のホンダF1マシン「RA272」への言及が多く、1965年メキシコGPでのリッチー・ギンサーによるホンダF1初優勝という歴史的な出来事との繋がりを感じているファンが多いようです。一方で、レッドブルとホンダ(HRC)のパートナーシップが2025シーズンをもって終了することから、これが最後の「ホワイトブル」になるのでは?と感傷に浸る声や、2026年からのアストンマーティン・ホンダの成功を期待するコメントも見られます。
“We probably won’t see whitebull again for a while after this. Nice tribute.”
「この後しばらくはホワイトブルを見ることはないだろうね。素敵なトリビュートだ。」
↑ “I think they know the fans jizz their pants every time they release it so every couple years they’ll bring it back.”
「レッドブルはファンがこれ(ホワイトブル)を発表するたびに大興奮するのを知ってるから、数年ごとに復活させると思うよ。」
↑ “*Ever again. This is truly special.”
「二度とないかもな。これは本当に特別だよ。」
↑ “They could partner again in the future, you never know.”
「将来また提携する可能性だってあるさ、先のことは分からないよ。」
“You know what even funnier, that 11 car won the 1965 Mexican GP with Ritchie Ginther Couldn’t make this up haha! It was the only win by Honda and a Japanese team until Honda won again 2006 Hungary”
「もっと面白いのはさ、あの11番のマシンがリッチー・ギンサーのドライブで1965年のメキシコGPで勝ってるんだよ。こんなの作り話みたいだろ(笑)! ホンダと日本のチームにとっては、2006年のハンガリーでホンダが再び勝つまで唯一の勝利だったんだ。」
↑ “It was the only win by Honda and a Japanese team until Honda won again 2006 Hungary You mean by a Honda factory team.”
「ホンダのファクトリーチームとしては、ってことだよね。(※訳注:ホンダはエンジンサプライヤーとしては多くの勝利を挙げている)」
↑ “Quite sure Honda also won another in the 1967 Italian GP with Surtees at the cockpit, which he won mostly by luck and circumstance (Clark dropped places due to lack of fuel despite having one of the best races of his career (getting overtaken by Brabham and Surtees as a result) and Brabham was then beaten by Surtees by less than a car’s length at the finish line)”
「ホンダは1967年のイタリアGPでもサーティースのドライブで勝ってるはずだよ。まあ、ほとんど運と状況のおかげだったけどね(クラークがキャリア最高のレースの一つをしていたのに燃料切れで順位を落として(結果ブラバムとサーティースに抜かれ)、そのブラバムもフィニッシュラインでサーティースに車一台分未満の差で負けたんだ)。」
“Probably ever again, since these are Honda tribute liveries and their association with Honda ends at the end of this year.”
「おそらくこれが最後だろうね。これらはホンダへのトリビュートリバリーだし、彼らとホンダの関係は今年で終わるから。」
↑ “Their Honda partnership ends this year, so I doub’t they will use a livery like this in the coming years”
「ホンダとのパートナーシップは今年で終わるから、今後こういうリバリーを使うことはないだろうね。」
↑ “It’s for Honda and Honda are leaving Red Bull. Maybe we’ll see a White Aston with green accents instead”
「これはホンダのためだし、ホンダはレッドブルを去るんだ。代わりに緑のアクセントが入った白いアストンマーティンを見ることになるかもね。」
“The Red Honda Badge on the nose is ughhhhh”
「ノーズにある赤いホンダのバッジがたまんねぇ」
↑ “VTEC or Type R badges would’ve been sweet”
「VTECかタイプRのバッジが付いてたら最高だったな」
“If only the rear wing had Honda on it like in 2021, that would have been the icing on this beautiful car.”
「2021年の時みたいにリアウイングにホンダって書いてあったら、この美しいマシンの画竜点睛になったのになぁ。」
“I was so hoping for them to have the honda branding on the rear wing. It would’ve added +1000000 aura to the car 😭”
「リアウイングにホンダのロゴが入るのをすごく期待してたんだ。そしたらこのマシンのオーラが100万倍増しになっただろうに😭」
「フェラーリも見習え!」他チームとの比較
レッドブルの見事な特別リバリーは、必然的に他のチーム、特に伝統あるフェラーリと比較されます。「なぜフェラーリはこういう大胆な特別リバリーができないのか?」「イタリアGPで黄色やアメリカGPで青のリバリーを見てみたい」といった声が多く上がっています。リバリーのデザインや発表の仕方は、ファンにとって大きな関心事であり、レッドブルのやり方を称賛する声が目立ちます。
“Ferrari take notes, this is how you do a special livery”
「フェラーリ、メモを取れよ。特別リバリーってのはこうやるんだぞ」
↑ “I’ll never understand why Ferrari can’t do yellow once”
「なんでフェラーリが一度くらい黄色をやれないのか、全く理解できないね」
↑ “I wanna see blue ferrari once. HP would love it and so would I.”
「一度でいいから青いフェラーリが見たいな。HP(スポンサー)も喜ぶだろうし、俺も嬉しい。」
↑ “I actually don’t think they would; they want you to notice their logo, and the blue circle is a lot more apparent on the red car than it would be on a blue one”
「いや、実際はそう思わないな。彼ら(HP)は自分たちのロゴに気づいてほしいわけで、青い丸は青い車より赤い車の方がずっと目立つからね。」
↑ “Then HP would do a tribute and make their big circle logo red”
「そしたらHPがトリビュートで、でっかい丸いロゴを赤にするだろうよ」
↑ “One day I hope ferrari do a livery in reference to the few races they (or their american importer i forget the specifics) ran in 1964 with a blue and white livery, which kinda rocked. It’s not the same shade as HP but it could work at a push…”
「いつかフェラーリが1964年に数レース走らせた(あるいはアメリカのインポーターだったか忘れたけど)青と白のリバリーを参考にしたデザインをやってくれるのを願ってるよ。あれはかなりイカしてた。HPの青とは色合いが違うけど、無理やりならいけるかも…」
↑ “No Belgian drivers, although they could do a special yellow livery for Spa – after all the only yellow racing Ferraris were Ecurie Francorchamps’.”
「ベルギー人ドライバーはいないけど、スパで特別な黄色のリバリーをやることはできるかもね。結局のところ、黄色いレーシングフェラーリはエキュリー・フランコルシャンのものだけだったんだから。」
“Also at promoting their liveries. When Red Bull run a special livery which is in fact similar to their primary livery (like their American GP ones and Silverstone last year), they don’t really promote or mention it much, just announce it. Unlike Ferrari who make a bunch of teasers, hints and sneak peeks only to reveal a blue stripe or a yellow line. Red Bull only go to that extent with advertising and promoting and building up to the livery reveal for these white bull ones, because they know it’s completely different from their usual one and that it’ll be a hit.”
「リバリーの宣伝の仕方もね。レッドブルが実際にはメインのリバリーと似たような特別リバリー(アメリカGPのやつとか去年のシルバーストンとか)を走らせる時は、あまり宣伝したり言及したりせず、ただ発表するだけだ。一方フェラーリは、たくさんのティーザーやヒント、チラ見せをしておいて、結局青いストライプや黄色い線が現れるだけ。レッドブルがこういうホワイトブルの時にだけ、広告や宣伝、リバリー発表までの盛り上げに力を入れるのは、いつものとは全く違うし、ヒットすると分かっているからだよ。」
マシンへの様々な視点と期待
リバリーのデザイン以外にも、様々な視点からのコメントが寄せられています。シミュレーションレースゲーム「iRacing」での再現を期待する声、ハースのマシンとの類似性を指摘する声(肯定的な意味でも、皮肉な意味でも)、角田選手に関するジョーク、そしてもちろん、この美しいマシンが日本GPで表彰台の頂点に立つことへの期待も高まっています。
“An interesting strategy to have Tsunoda run without any front or rear wings for his first race while having Max in the regular car, it’s like they are already setting him up to fail.”
「角田に最初のレースでフロントもリアウイングもなしで走らせて、マックスは通常の車に乗せるなんて、面白い戦略だな。まるで最初から彼を失敗させようとしてるみたいだ。」

↑ “But damn that straightline speed though. Plus the car looks super light. It’s gonna be a bullet until it slides off into the grass.”
「でも、あのストレートスピードはすごいぞ。それにマシンは超軽そうだ。芝生に滑り落ちるまでは弾丸みたいだろうな。」
↑ “Sadly redbull couldn’t make a small enough car for Yuki, so they took this one out if the stockpile”
「残念ながらレッドブルはユウキに合うほど小さいマシンを作れなかったから、在庫からこれ(古いRA272)を持ってきたんだよ」
“It’s a Haas.”
「これハースじゃん。」
“Oracle Haas”
「オラクル・ハース」
↑ “I’m surprised I had to scroll down this far before seeing this. 😂”
「これを見るまでにこんなにスクロールしなきゃいけなかったのに驚いたよ 😂」
“Redbull 1,2 incoming YUKII WINS HIS HOME RACE”
「レッドブルの1-2フィニッシュ来るぞ ユウキがホームレースで勝つんだ」
まとめ
レッドブルが2025年の日本GPに向けて発表した純白の特別リバリーは、海外のF1ファンの間で熱狂的な歓迎を受けました。その圧倒的な美しさはもちろん、ホンダへの敬意やF1の歴史に対するオマージュとして高く評価されています。一方で、これがホンダとのパートナーシップにおける最後の特別なリバリーになる可能性も示唆されており、一抹の寂しさを感じさせる反応も見られました。この美しい「ホワイトブル」が鈴鹿のコースで実際にどのような走りを見せるのか、世界中のファンが注目しています!

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